歴史に触れる

篠島では年間を通して楽しいイベントの他、伝統の祭事など様々な年中行事が行なわれています。
篠島ならではの楽しいイベントへ家族・友人などでぜひご参加ください。

正月祭礼・大名行列

正月祭礼
1月3・4日と正月祭礼が行われます

篠島の正月を飾る祭礼では砂浜に島の男たちが集まり、列をなして舞います。男性神(オジンジキサマ)と呼ばれる、紙垂に覆われたご神体が行列の先頭に立ちます。しめやかさと賑わいを併せ持つお祭りです。大名行列は、古来の方式で緊張感、重々しく威厳があり心がみなぎってきます。

どんなお祭り?

八王子社に祀られている男性神が神明神社に祀られている女性神の所へ「オワタリ」をし神明神社で一夜を過ごし、また八王子社へと帰っていくまでの過程です。男性神が八王子社へ帰る道程では、島の男たちによって大名行列が作られ男性神はその間を縫うように八王子社へと帰って行かれます。

祇園祭

祇園祭
7月の土曜日に篠島の夏を彩る祭礼が行われます

島中の子ども達が盛り上がり、子ども達が主役と言えるお祭りです。他にも様々な催し物があり、踊りやビーチバレー、花火大会が楽しめます。

どんなお祭り?

子供たちが朝からおみこしを担いで、島中を練り歩きます。会場では無数の大漁旗が掲げられ、まさに漁師町らしい光景を見ることができ、醸大漁を祈願する祈祷や、島の人たちが多く集まり食べると縁起が良いと言われている餅投げや、可愛らしい園児達の踊り、ビーチフェス、相撲大会など子供から大人までたくさんの人が汗をかき、盛大に盛り上がります。ラストには一番の見物でもある花火が打ち上げられ、海を挟んでの花火は迫力満点です。

野島祭

7月の日曜日に開催されます

祇園祭の翌日早朝に、海上安全を願って建てられた野島神社を参拝するため、篠島の南にある「野島」に向かって一隻の船が出発する所から始まります。船団パレードも行われ地元の人だけではなく、多くの観光客でも大いに賑わいます。

どんなお祭り?

篠島の漁船団、70~80隻の船が野島をぐるりと一周して戻ってくる迫力ある船団パレードが最大の見どころです。朝10時に、大きな花火の音を合図に、船団パレードが島の西側にある漁港から島の北側を時計回りにまわり、沢山の見物客が待つ島の東側を通過していきます。また船を迎える小学生達のブラスバンドの演奏が迫力あるパレードとなり、より一層楽しめます。漁師達の船が何十隻と連なって通過していく様は、とても男らしく力強いです。

おんべ鯛奉納祭

おんべ鯛奉納祭
10月に行われる鯛を奉納する祭礼です

1000年以上に渡り続いていると言われている祭礼で島の新職が鯛を塩漬けにし、対岸の伊勢神宮内宮へ奉納する古式ゆかしい行事です。また篠島漁港でも盛大なイベントが開催されます。

どんなお祭り?

塩漬けにした鯛を毎年決まった数、伊勢に奉納します。長きに渡り続いている祭礼で、起源が明らかでないほど深い歴史を持つ行事です。篠島ではこの伝統を守っていく為、平成10年から漁港でもお祭りを開催しており、出店やステージでのショー、学生達による演奏や踊りなど、島の人達も多く参加しています。